Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
もしそのひかりの中でならば、人のおごりからあやしい雲と湧(わ)きのぼる、塵(ちり)の中のただ一抹(いちまつ)も、神(かみ)の子のほめたもうた、聖(せい)なる百合(ゆり)に劣(おと)るものではありません」
「私を教えてください。私を連(つ)れて行ってください。私はどんなことでもいたします」
「いいえ私はどこへも行きません。いつでもあなたのことを考えています。すべてまことのひかりのなかに、いっしょにすむ人は、いつでもいっしょに行くのです。いつまでもほろびるということはありません。けれども、あなたは、もう私を見ないでしょう。お日様(ひさま)があまり遠くなりました。もずが飛(と)び立ちます。私はあなたにお別(わか)れしなければなりません」
停車場(ていしゃじょう)の方で、鋭(するど)い笛(ふえ)がピーと鳴りました。
もずはみな、一ぺんに飛(と)び立って、気違(きちが)いになったばらばらの楽譜(がくふ)のように、やかましく鳴きながら、東の方へ飛(と)んで行きました。
めくらぶどうは高く叫(さけ)びました。
「虹(にじ)さん。私をつれて行ってください。どこへも行かないでください」