Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

Leggi 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.414 caratteri · 289 schermate

Aozora Bunko

今更隠売女の一人や二人召捕えた処で仕様もあるまい。」

「先生それではまだ昨夜からの騒ぎを御存じがないと見えますな。」

「はて、昨夜からの騒ぎというのはそれァ何事だ。お前たちも知っての通り私は先月以来外へ出るのは今日が初めて……。」

「実はこれから二人して御機嫌伺いに上ろうと思っていた処で御座ります。今日はもうどこへ参りましてもその話ばかりで持切っております。昨日の晩花川戸の寄席で娘浄瑠璃が縛られる。それから今朝になって広小路の芸者屋で女髪結が三人まで御用になりました。何でもつい二、三日前御本丸で御役替がありまして、大目付の鳥居様が町奉行におなり遊ばしてから俄に手厳しい御詮議が始まったとやら。手前供の町内などでも名主や家主が今朝はもう五ツ頃から御奉行所へお伺いに出るような始末で御座います。」

「なるほど、それは全く容易ならぬ次第だな。」

「先生、まだそればかりでは御座りません。昨夜ちょっと櫓下の方へ参りましたら、何でも近い中に御府内の岡場所は一ツ残らずお取払いになるとかいう騒ぎで、さすがの辰巳も霜枯れ同様寂れきっておりやした。」

「そうか。世の中は三日見ぬ間の桜ではない。