Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
Leggi 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.414 caratteri · 289 schermate
一人で御留守番でもしていらっしゃる時は、わたくしの処へでもおいでになって呑気に馬鹿ばなしでもして、気をお晴らしなさる方がよう御ざんすよ。いつかもちょっとお話ししたように、少し位の事ならいつでも構いませんから、ほんとに御遠慮なく仰有って下さい。女は女同士ということもありますから。」
「ええ、有りがとう御在ます。しかし何ぼ何でもまだついこの頃のお交際なのに、そんな御迷惑をかけちゃ済みません。」
「ですから、大した事はお互に後が困りますから、何処のお宅でもちょっと檀那さまにも言えないような事があるもんですよ。そういう時、少し位の御融通なら、どうにでもと言うんですよ。随分いいとこの奥さんで、内々困っておいでの方がありますよ。」
「そうでしょうね。しかし融通のつく中なら、えばって借りられもしますけれど、お返しする当がつかないような時には、どうにもなりゃアしません。」
婆さんは最後の問題を提出する時が来たと考えた。「奥さん。妙な事をお話するようですけれど……何も彼も明けッ放しにお話しをしましょう。」と相手の顔色とあたりの様子とを窺いながら、「これはほんとに内所のお話ですよ。