Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

あめしょうしょう

雨瀟瀟・雪解 他七篇

永井 荷風

Leggi 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.414 caratteri · 289 schermate

Aozora Bunko

若き頃読耽りたる書冊埒もなく読返して僅に無聊を慰めをり候次第に御座候。寝ては起き起きては物食ひその日その日を送行く事さへ実は辛くてならぬ心地致され候。それ故三味線も切れたる糸掛換へるが面倒にてそのまゝ打捨て鶯も先日鳥屋へ戻し遣申候。有楽座始め諸処の演奏会は無論芝居へも意気な場所へも近頃はとんと顔出し致さず従て貴兄の御近況も承る機会なくこの事のみ遺憾に堪申さず候。しかしその後は薗八節再興の御手筈だん/\と御運びの事と推察仕をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に出遇ひ彩牋堂より御暇になり候由承り、あまりといへば事の意外なるに驚愕仕候次第。もとより往来繁き表通の事わけても雨もよひの折からとて唯両三日中には鑑札が下りませうからとのみ如何なる訳合にや一向合点が行き申さず。余りに不思議に候まゝ御無沙汰の御詫に事寄せくだ/\しくお尋申上候もとかく人の噂聞きたがるは小説家の癖と御許被下たくいづれ近々参堂御機嫌伺上たく先は御無沙汰の御詫まで々不一

九月 日金阜散人拝

彩牋堂雅契

封筒に切手を張っている時折好く女中が膳を取片づけに襖を開けた。食事をしたせいか燈火のついたせいかあるいは雨戸を閉めたせいでもあるか書斎の薄寒さはかえって昼間よりも凌ぎやすくなったような気がした。