Classici giapponesi con furigana
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ゆきやなぎ
雪柳
泉 鏡花
Leggi 雪柳 (ゆきやなぎ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 45.054 caratteri · 90 schermate
が、けど何でもない事や。肋膜、肺炎、腹膜炎、神経痛、胸の病、腹、手足の病気、重い、軽い、それに応じて、施術の法があって、近頃は医法の科学的にも、灸点を認めているのやが、その医法をも超越して、(時々むずかしい事をいいます。)気違が何や……癩でも治るがに。胃腸なぞはそりゃに、お茶の子じゃぞ。すぐに一灸で、けろりとする。……腹を出しなされ、は、は、は、これでもあんた、島田髷やて、昔馴染には。」
「ま、ま。」
「療治の用具もちゃんと揃えて持合わせておる、に。」
「まあ、まあ。」
「熱いと思うてかに、熱い……灸やから。は、は、は。微塵も、そりゃない。それこそ弘法様示現の術や、ただむずむずとするばかり。」
「まあ、しかし。」
「ただ、あんたのものを使うというては、火鉢の火を線香に取るばっかりや。」
弱った。
「それやかとても、火道具はちゃんとここに持っておるがや、燐寸なぞは使わんぞ、艾にうつす附木には、浅間山秘密な場所の硫黄が使うてあるほどに。」
なお弱った。
「どうも、灸だけは……ですよ。」
「お嫌いかに。」
「嫌いにも、なにも。」
「好嫌いは言うておられんぞに、薬には。それやし、何せい、弘法様の……あんたお宗旨は。