Classici giapponesi con furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Leggi 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) di 木村 荘十 (きむらそうじゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.859 caratteri · 76 schermate
「盲目の子供があんたの所にも……」
「うむ」
老人は春生の着物と、永才を見較べながら云った。
「鉱山ではよくやられるのだ、可哀想に……どうだね若い人、今日はおとなしく守備隊へ帰ったら……かっとした時には、ろくなことはしないものだ、落ついてよく考えるんだね、わしでよかったらこの子は預ってあげるよ」
孫永才は鸚鵡返しに叫んだ。
「え? 預ってくれる?」
「ああ、砒素の毒なら消す薬草があるし、頭さえ確かなら、まだまだ将来のある子供だからね。あんたが無茶なことをしないと約束するなら引受けよう。そして休暇に会いに来るがいい。時期を待てばまた道も開けるだろう」
孫永才は、その言葉に縋りついて老人に弟を頼み込み、丘の土民小屋に二人を送って行った。
「老人、では何分頼みます。孫永才はこの恩を忘れません」
「そうか、やっぱり孫軍曹だったね」
老人は、孫をジロリと見て云った。
「だが、孫軍曹の弟でも、土民の子でもわしのところでは一緒だからね。そのつもりで居ておくれ」
孫は、腰をかがめて頷いた。老人の言葉は却って孫を安心させたのである。彼は、弟の頭をさすりながら云った。
「じゃあ春生、兄さんは直きに会いに来るからな、おとなしくして、よくいうことをきくんだぞ」