Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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らいほうとうものがたり

雷峯塔物語

田中 貢太郎

Leggi 雷峯塔物語 (らいほうとうものがたり) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.606 caratteri · 45 schermate

Aozora Bunko

李克用は許宣から白娘子の話を聞いて、はじめて誕生日の夜に見た妖蛇の話をした。そこで、許宣は碼頭の家を畳んで再び李克用の家へうつったが、十日と経たないうちに朝廷から恩赦の命がくだって、十悪大罪を除く他の者は皆赦された。許宣もそれと同時に赦されたが、法海禅師の詞もあるから急いで杭州へかえって往った。

李幕事夫婦は許宣の帰ってくるのを待っていた。李幕事は許宣の挨拶が終るのを待って言った。

「お前も今度は、豪い目に逢った、私はお前が蘇州へ往く時も、蘇州から鎮江へ往く時も、できるだけのことをしてやったが、それでも苦しかったのだろう、それというのも、お前が一人でぶらぶらしてるからだ、はやく妻室をもらって身を固めるがいい、そうなれば怪しい者だって寄りつかない」

許宣はそれよりもじっとおちつきたかった。

「私は、もう懲りましたから、妻室はもらいません」

許宣のその詞が終るか終らないかに人声がして、そこへ入ってきた者があった。それは許宣の姐が白娘子と小婢を伴れてきたところであった。

「あなたは、妻室があるくせに、そんな嘘をいうものじゃありません、私はあなたの妻室じゃありませんか」