Classici giapponesi con furigana
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でんきばと
電気鳩
海野 十三
Leggi 電気鳩 (でんきばと) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 25.465 caratteri · 52 schermate
「ちえっ、ざんねんだ。もうひといきでつかまるところだったのに」
憲兵さんたちは、たいへんくやしがりました。高一もざんねんですが、はしごがなければのぼれないところだからしかたがありません。
こうして、電気鳩と、黒い箱をせおったスパイの団長とは、どこかへにげてしまいました。
その後、電気鳩はどこへいったものか、いっこうにみかけませんでした。
高一の鳩たちは、またもとのように小屋のまわりに、たのしくあそぶようになりました。
高一のお父さまも安心して、あらためて、大事なご用の旅におでかけになりました。
そのうちに、鎮守さまの秋祭の日がきました。いろいろの見世物やおもちゃの店がでて、たいへんなにぎわいです。高一は、ミドリをさそっておまいりにゆきました。
やしろの前にならんだ二人は、ふといつなのついた鈴を、がらがらとふってお父さまが、ぶじにおかえりになるようおいのりをしました。それがすんでから、高一は、ミドリにいいました。
「ねえ、見世物のほうにいってみようよ」
「兄ちゃん、あれがおもしろそうよ」
と、ミドリがゆびさしたのは、たくさんの見世物のなかにまじって、「ぽっぽ座」