Classici giapponesi con furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Leggi 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 117.546 caratteri · 234 schermate
途端に、頬冠りを為た曲者が、此方へ出に掛るから、恟りして後へ退りました。此方の曲者も人が来たなと思いましたから怖いゆえ窓から戸外へ出ようと思い、這うようにして玄関の方へ出に掛ります。此方では襖へピッタリ身を寄せて透して見ますると、橋の傍に点いて居ますランプ灯の火光ばかりで有りますけれども其の姿が見えます。悪者の方でも相手が女だからびくともせず、若し己を取捕まえたら殴ちのめして逃げようと腹を据え、今出に掛ると、
りゅう「おい/\松さんじゃアないか、松さん」
と己が名を呼ばれましたから恟りして透し見まして、
曲者「何だ……お瀧か」
りゅう「あゝ、私はまア種々お前に話が有るんです、逢いたかったが何うして此処に居るの、まア此方へお出でよ」
とむりやりに松五郎の手を取って、
りゅう「此処から往くと知れないから」
とソッと忍んで關善の裏手へ出まして、叶屋の傍から小橋を渡り、田村の下の小商人の有ります所に蕎麦店がございます。此家は予て自分も時々借りる家と見えまして、此の二階へ夜半に忍び込んで頬冠を脱り、ほッと息を吐きました。
四十七
松「何うしたえ」