Classici giapponesi con furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Leggi 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 117.546 caratteri · 234 schermate
眼を覚して、
権「誰か火を持って来ておくれな」
と是から枕元へ下女が煙草盆へ切炭を埋けて持って来ますと、腹這になって長い烟管で煙草を喫むこと/\おおよそ十五六服喫まんければ眼が判然覚めないと見えます。是から寝衣の姿で、ずうッと起上って障子を開け、廊下伝いに往って便所へ這入り、小用を達すのでございましょうが、此のまた便所の永いこと稍三十分ばかりも這入って居ります、出て来ると楊枝箱に真鍮の大きな金盥にお湯を汲って輪形の大きな嗽い茶碗、これも錦手か何かで微温の頃合の湯を取り、焼塩が少し入れてあります。下女が持って参ります。是から楊枝を遣い始めようとすると、ゴーンと云うのが上野の午刻だから今の十二時で何う云う訳か楊枝が四本あります、一本へ歯磨を附けまして歯の齦と表を磨き、一本の楊枝で下歯の表を磨き、又一本の楊枝で歯の裏を磨き、小さい楊枝が有りまして、これで歯の間々を掃除いたします。舌をこきますときは化物が赤児でも喰うような顔付を致しまして、すっかり溜飲を吐いてから嗽を致しまして、顔を洗い、それから先ず着物を着替るので、其の永い事、それから神仏へ向いまして線香を上げまして一心に拝みは為ませんが、神棚や仏壇に向ってごちゃ/\云いながら拝んで居ります