Classici giapponesi con furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Leggi 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 117.546 caratteri · 234 schermate
のだ、駈下りたじゃアねえか」
由「其処まで来て駈下りましたが、何か忘れ物でもしたのでしょう、貴方がカバンを提げて居らっしゃるとキョト/\して居ます、初めて伊香保へ来たから華族さんや官員さんの奥様や、お嬢さん達の衣装が綺麗で、日に二三度も着替えて御運動だから、彼奴は安物買が勧業場へ来たようにキョト/\して、危い石坂を駈下りたりなにかするので、今は何で行ったか分りませんが、時々能く物を買って食う男で、随分意地の穢い男で」
幸「何しろ何処かへ休もうじゃアねえか」
と傍の茶見世へ這入ると、其処に四十八九になる婦人が居ります。髪は小さい丸髷に結い、姿も堅い拵えで柔和しい内儀さんでございます、尾張焼の湯呑の怪しいのへ桜を入れて汲んで出す。其のお盆は伊香保で出来ます括盆で。
女「此方へお掛けなさいまし」
幸「好い景色だな、ちょうど今頃は好い景色に向う時だ」
女「はい、御緩りとお休みなさいまし……おや、貴方は橋本の幸さんじゃアございませんか」
幸「おや、これは御新造さん……何うして貴方が此処に」
女「誠にどうもお珍らしいたって久しくお目に懸りませんが、まア御承知の通りお上も亡なりまして、私も此様な処で、お茶を売るまでに零落れましたが貴方はまア大層お立派におなりなすって、見違います