Classici giapponesi con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate
また川の下流大三角のあたりまでも見える。家婦は稍や粗野な多情らしき女。――これから銭湯に行く。ああ、昨日大島健一中将に会った。一昨日は「ヒ」の家に泊った。此の日、秩父宮の結婚式、提燈行列で赤坂付近は賑わった。余も行列に加わった。(九、三〇)
静かな雨が続いている、新居は大変に居心地が佳い。さて寝るとしよう、末子よ卿に佳き夢と温かな眠りがあるように。(三〇、夜一〇時)
新居もまた余の落着きをぶち壊す。即ち余は建具職の若者と同居せねばならぬ、余は此の家をも早く去る積り。東京へ帰ることにしよう。為事が快く続かない。今日徳田秋声を訪ねたが志を果さなかった。終日頭痛がし、躰が熱っぽくて不快であった。寝るとしよう。(一〇、一)
昨日は婦を買った。嗽は未だ止まぬ。家を変えねばならぬ。東京へ帰ろう。小説「裸婦」にかかるだろう。暫くは又浄書だ、ばかなことだ。末子を嫁に貰おう。ああ昨日東京で、ドラグ・ネットを見た。「伯林」を見た、ドラグ・ネットは佳かった。バンクロフトはうまい、スタンバアグは立派なポエトだ。
静かな雨が降り続いている。階下では「がちゃがちゃ」が鳴いている。