Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あおべかにっき

青べか日記

山本 周五郎

Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate

Aozora Bunko

ストリンドベリイの「青巻」は大変に予を力づけ、励まして呉れる。

「巨勢教授」十枚書いた。風はやんだ。今は十一時である。今夜はこれで寝る。(二五八九、一、一六)

「巨勢教授」十三枚書いた。今日も終日北風で寒かった。夜堀の方を歩いた。高梨の家で、「すじ子」と「海苔」で夜食を馳走になった。よき眠りがあるだろう。地の上に恵みあれ。今は午前一時である、是から「基督伝」を読んで寝る。又少し風が出た。静子よ卿に佳き永遠の眠りあれ。(一、一七)

二日怠けて酒で暮した。明日は東京へ行く。我が運命の分岐点が明日の日に賭けてある。さらば、吉か凶か。凶ならば蔵書を叩き売って北海道へでも亡命する積り。オウ・ゴッド・アズ・ユウ・ライク・イット。静子よ。八百万の神々よ。(二五八九、一、一九)

我が、「前夜」としては落着いた凪である。少し底冷えがする、雪かもしれぬ。酔っているから文字の乱れは赦して貰い度いものだ。へん。もう一度。(二五八九、一、一九)

今日は色々の人に逢った。田村の光子に会った。おとなしい美しい娘になった。穏やかな、春日のような頬笑みで、頬を染め乍ら話す。帰る時、予をじっと見送っていた。