Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あおべかにっき

青べか日記

山本 周五郎

Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate

Aozora Bunko

信なく望なく金なく友なく愛人なく飢えし時にか。

否、(師が答えて曰った)汝の脈の最後の三つが打ち切るまで歇む可からず。汝を全くせむには、それらの困難艱苦は必要なるが故なり。いと尊き玉はいと勁き金剛砂もて飽くまで磨かざるべからざる也。汝はいと貴き玉なれば也。

師よ、人は奴何なる時に怒る可きか、侮辱せられし時にか。

師答えて曰いけるは、否、汝自ら汝を涜せし時にせよ。他人は絶えて何を侮辱する事能わず、何となれば汝は玉にして彼等は砂なれば、彼等五十万を十万倍する程集いて貶るとも汝を亡ぼす事を得ざる故なり。(二五八九、一、三一)

昨日は東京から本屋を招いて蔵書を売払った。八拾円の金が手に入った。借金を支払えば残りは僅かである。これで当分東京で暮す。勤め口があったら勤めても宜し、でなかったら四国へ行っても宜い。

今日は「長」を連れて東京に遊んだ。シネマを見せ、地下鉄に乗せ、動物園に「おっとせい」と「白熊」と「獅子」と「猿」にて興じていた。予の幼時の亢奮が、長の亢奮につれて予の胸に湧上って来た。幸福な思い出多き一日であった。これから湯に入り高梨家で「まろさん」