Classici giapponesi con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate
今日は素晴しい雲を見た。雨は多分あがるだろう。余の生活は充実するだろう。おお、あいむ・りまあかぶる・ふぇろお。末子よ卿に佳き夢があるように。(二五八八、八、二八)
いま高梨と留さんと伴れだって、堀のお不動さまの境内でやっている盆踊りを見て戻ったところ。佳い月だ。月光の下で最後の踊りの機会を得た若者や娘達が、夢中で踊っていた。「稲つき踊り」もやっていた。余の家の付近では、河岸で若いうぶな、――つまり他の娘達と踊りの仲間に入る勇気のない――娘達が六七人集まって踊っていた、人が来るとすぐ止めては笑った。彼女たちはようやく踊りの拍子を覚えたばかりであった。空は再び曇った。雷光が折々走っている。また夜半には雷雨が来ることだろう。さて寝よう。静子よ、私と末子の眠りを護っておくれ。(二八、夜)
日記を怠けた。二十七日の夜は流星が浦安に落ちた。余はそれを見た。昨日(二十九日)は大東の浜まで独りで月を見に行った(旧暦の十五夜なので)。蘆の洲の上高く初雁の渡る声がしていた、青い海面に赤い漁火が点々として流れていた。今日は八月三十日である。今日は藤田霊斎に会った。人間であった。