Classici giapponesi con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate
寝よう。(二五八九、四、一八)
腹へつて寝る春の夜の雨に冷え
春寒や腹へつて寝る足の冷え〔一八〕
童話「僕と雨蛙」書いた。中外商業に寄せた。今日もうすら寒く終日曇って味気ない一日だった。高梨で金を借りて天ぷらで酒を呑んだ。一晩中高梨で話した。とめさんが例の潮来から来た女に籠絡されて世帯を持った。未だ例の金になる筈の原稿の通知が来ない。多分だめだろう。どうにでもなるが宜い。何方したって己は負けやしないから。幾分ずつか元気を取戻している。今は午前一時だ、寝る。良い夢があるだろう、明日は為事をする。炭がなくなった。(一九)
今日も終日雨だった。昼間雨を冒して「沖」の方へ土筆を摘みに行った。桜も柳もポプラも若葉になろうとしていた。
今日も何も為なかった。でも元気は取戻しつつある。どうにか為事にかかれるだろう。今晩も高梨の家で話し更かした。寝る。(四、二〇)
米乏し春寒き灯に粥を炊く
米桶の底掻く音や春の雨
淋雨や今日も嫁菜を摘む男〔二〇〕
今日は非常な暴風だった。昼の内は汽船の航海が止った。水が増して葛西村では堤をひたした所がある。堀でも床下についた場所がある。川にはひどい波が立った。