Classici giapponesi con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Leggi 青べか日記 (あおべかにっき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.334 caratteri · 76 schermate
裸婦と三島日奮の像とは悪い。なっていない。失敬ながらみっともない画だ。河野通勢一派の画は非常に悪い。木挽町に寄った。神田の夫人が来ていた。声が大変に木挽町夫人に似ているので懐しかった。予は明日東京を立って北海道へ旅に出る。何か得るところがあるだろう。根室から網走の方へ行く積りである。静かな夜だ。神よ。今日のパンと平安の為に感謝す、卿は頌むべきかな。よき夢があるように。(二五八九、五、一七)
今日旅から帰った。二旬に渉る長い紀行が終った、今は大変に疲れている、根室のお文さんがなつかしくて耐らぬ、丁度初めて須磨を訪れ、須子の温かい懐ろでなずんだ後、帰京して暫くは馬鹿のように気が脱けて、淋しくて耐えられなかった、あの時の気持だ、お文さんは良い乙女だ、旅のことは別に書く積りである。(六、六)
為事に戻った。随分遊んだ。今は落着いて机に坐ることが出来る。此の間に内閣が変った。田中は遂に投げ出して、浜口が之に代った。石井信次とも暫く会わない。月の始めに感冒に患わされて浦安の石井と云う医院へ入院した。今は全快している、喇が少し出る。今夜は早く寝る。是からは早く寝て早く起きるだろう。