Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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わたしのしごと しょうこうのしごと

青帛の仙女

上村 松園

Leggi 青帛の仙女 (わたしのしごと しょうこうのしごと) di 上村 松園 (うえむらしょうえん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 28.693 caratteri · 68 schermate

Aozora Bunko

のしはすぐ箱にしまう。紙は上の一枚は反古紙にするが、二枚目の紙は折目があったらこてで延ばし、同じ大きさの紙と一緒にして棒の芯にまいてとっておく。使いたいとき取り出すと、どれも真新しいものと変りないのです。万事がこういうふうで実によく頭を働かせた。手まめに何事も処理していました。無駄をしないという気持はけちな気持とは全然ちがうと思います。すべき時には、ずばっとやり、わが身辺には、心を使って無駄をしない。この心がけはいつの世にも貴いものだと思います。私も母に特に言い聞かされたというのではないのですが、見よう見まねでその通りやっております。

母は高倉三条のちきりやという、冬はお召、夏は帷子を売る呉服屋に通勤していた支配人の貞八の娘でした。生粋の京の町娘というわけです。

私は親は母一人と思って育ったのです。父がないのを、さびしいと思ったこともありませんでした。私にとっては母はいいもの、一番大切なものでした。

母は決して甘やかしてはくれませんでしたが、子煩悩でした。旅なぞに出ると、両方で案じ合って、私は母が待っている、一日も早く家へ帰りたいと思い思いしたものです。