Classici giapponesi con furigana
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せいねん
青年
Leggi 青年 (せいねん) di Mori Ōgai (森 鴎外) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.670 caratteri · 246 schermate
極めて平易に書いた、極めて浅薄な、廉価なる喝采を俗人の読者に求めているらしい。タヴォオテの、あの巻頭の短篇を読んで見れば、多少隔靴の憾はあるとしても、前後の文意で、ニヒト・ドホがまるで分からない筈は無い。それが分かっているとすれば、この語の説明に必然伴って来る具体的の例が、どんなものだということも分かっていなくてはならない。実際少しでも独逸が読めるとすれば、その位な事は分かっている筈である。それが分かっていて、なんの下心もなく、こんな質問をすることが出来る程、茂子さんは innocente なのだろうか。それでは、篁村翁にでも言わせれば、余りに「紫の矢絣過ぎている」それであの人のいつも作るような、殆ど暴露的な歌が作られようか。今の十六の娘にそんなのがあろうか。それともと考え掛けて、大村はそれから先きを考えることを憚ったと云うのである。
茂子さんはそれきり来なくなった。大村が云うには、二人は素と交互の好奇心から接近して見たのであるが、先方でもこっちでも、求むる所のものを得なかった。そこで恩もなく怨みもなく別れてしまった。勿論先方が近づいて来るにも遠ざかって行くにも、主動的にはなっていたが、こっちにも好奇心はあったから、あらわに動かなかった中に、迎合し誘導した責は免れないと、大村は笑いながら云った。