Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
昨日も天香師から宗教は趣味ではないといって、宗教的空気を享楽し、あるいは眺め、究めるような態度を難ぜられるのを聞いている時に、私ははげしい叱責を受けているごとくに苦痛を感じました。そしてただ畏れ入って退きました。
謙さんがはるばる訪ねて来て下さって十日間一緒に暮らす間にも、話題はいつもその愛の問題と私たちの態度の気まぐれを省みて、互いに恥じるところに落ちて来ました。時としては二人とも自らの「光の子」と認めて遠い完成の希みに微笑したり、また時としては救われがたきいたずらもののごとくにのみ思われて、悲しくなりました。私は十日の間にも、時々私のわがままから重たいムードになって謙さんも、渋い顔を見せたこともあり、叔父、叔母の見物の案内や、またある先輩の用事の手伝いなどして、謙さんのもてなしができなかったこともあり、そのようにして謙さんを七条に送った時には、すまないとばかり思っていましたのに、東京からの謙さんのお手紙を見れば、私の想像しないような、感謝の情にみちているので、もったいないように感じました。ことに天香さんは謙さんに深い強い印象を与えたらしく、内山君の手紙とともに昨日天香さんは私に謙さんの手紙や歌を見せて悦び、たのもしく思ってかつ感謝して栄えを神様に帰していられました。