Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せいしゅんろん
青春論
Leggi 青春論 (せいしゅんろん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 34.657 caratteri · 69 schermate
どうも、然し、女一般だの男一般というような話になると、忽ち僕の舌は廻らなくなってトンチンカンになってしまうから、このへんで切上げて、僕はやっぱり僕流に自分一人のことだけ喋ることにしよう。ただ、さっきの話のちょっとした結論だけ書加えておくと、女の人は自分自身に関する限り、生活の一時間一時間を男に比べて遥に自覚的に生きている。非常にハッキリと自分自身を心棒にした考え方を持っていて、この観点から言う限りは、男に比べて遥かに「生活している」と言わなければなるまいと思う。だいたい先刻の「檜垣」の話にしても、容貌の衰えを悩むあまり幽霊になったなどという、光源氏を主人公にしても男では話にならない。光源氏を幽霊にすることは不可能でもないけれども、すくなくとも男の場合は老齢と結びつけるわけには参らぬ。ここに一人の爺さんがあって、容貌の衰えたのを悲嘆のあまり、魂魄がこの世にとどまって成仏が出来なくなってしまった、というのでは読者に与える効果がよほど違ってくる。むしろ喜劇の畑であろう。女は非常にせまいけれども、強烈な生活をしているのである。
三好達治が僕を評して、坂口は堂々たる建築だけれども、中へ這入ってみると畳が敷かれていない感じだ、と言ったそうだ。