Classici giapponesi con furigana
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くびちょうだい
首頂戴
国枝 史郎
Leggi 首頂戴 (くびちょうだい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9756 caratteri · 20 schermate
浪人から一躍大名になれる。そこでだ」といって来て総髪の武士、例の酸性の笑い方をしたが「いろいろの武士ども仕官したがっているなあ。そこで其奴も……その乞食も、仕官亡者と目星をつけても、大概外れることはないではないか。仕官亡者に相違ないよ。しかも奇矯な振舞いをして、世間にパッと評判を立て、その評判を我々に聞かせ、迎いに来るのを待っている奴だ。で、二通りに解釈出来る。山師かそれとも骨のある武士か? どっちにしてからが面白い。そこでこの俺は思うのだ。彼奴の投込んだ餌無しの針へ、ひとつ好んで掛かってやろうとな。我々にしてからがよい味方はほしい。で甚だ足労ながら、貴公即刻蒲鉾小屋へ行き、其奴の人物確めて下され」
こういわれたので頬髯の濃い武士、深く頷いてノッソリと立った。
「但し」と総髪の武士が止めた。「セチ辛い浮世だ、そうでもないヤクザが、僅の餬口にあり付こうと、柄にもない芝居を打つこともある。もしも其奴がそんな玉なら構うことはござらぬ、叩っ切りなさい」
三
松屋の玄関に列べられたは、鉄砲二十挺に槍十五筋、門の入口に造られた番所、そこに役人が詰めている。