Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
くびちょうだい
首頂戴
国枝 史郎
Leggi 首頂戴 (くびちょうだい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9756 caratteri · 20 schermate
それが大膳を尊敬させて了った。
「御浪士!」と大膳呼んだものである。
ところが内から返辞がない。で復「御浪士」と呼んでみた。矢っ張り内からは返辞がない。
「眠っているのかな、留守なのかな?」
耳を澄ましたが寝息がない。
「失礼、ごめん」と声を掛け、大膳、小屋のタレを上げた。
落ちかかった月の蒼白い光が横からぼんやり射し込んでいたが、見れば誰もいなかった。
だが白々と一葉の紙が莚の上に落ちていた。
取り上げて見ると短冊であった。
風蕭々易水寒シ
壮士一度去ッテ復還ラズ
「ははあ夫れでは立ち去ったのか?」赤川大膳考え込んでしまった。「では山内伊賀之助殿の、仕官亡者という観察は、狂ったものと見なさなければならない。伊賀殿の観察を狂わせる程の乞食、いよいよ只者では無さそうだな。……焚きすてられた香の香が、残って立ち迷っているところを見ると、つい今し方立ち去ったのだろう。寒い! どっちみち帰るとしよう」
四
御先供は赤川大膳、先箱二つを前に立て、九人の徒士、黒積毛の一本道具、引戸腰黒の輿物に乗り、袋入の傘、曳馬を引き、堂々として押し出した。後から白木の唐櫃が行く、空色に白く葵の御紋、そいつを付けた油単を掛け、黒の縮緬の羽織を着た、八人の武士が警護したが、これお証拠の品物である。