Classici giapponesi con furigana
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たかはまきょしちょ『けいとう』じょ
高浜虚子著『鶏頭』序
Leggi 高浜虚子著『鶏頭』序 (たかはまきょしちょ『けいとう』じょ) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 6746 caratteri · 14 schermate
余は虚子の小説を評して余裕があると云った。虚子の小説に余裕があるのは果して前条の如く禅家の悟を開いた為かどうだか分らない。只世間ではよく俳味禅味と並べて云う様である。虚子は俳句に於て長い間苦心した男である。従がって所謂俳味なるものが流露して小説の上にあらわれたのが一見禅味から来た余裕と一致して、こんな余裕を生じたのかも知れない。虚子の小説を評するに方っては是丈の事を述べる必要があると思う。
尤も虚子もよく移る人である。現に集中でも秋風なんと云うのは大分風が違って居る。それでも比較的痛切な題目に対する虚子の叙述的態度は依然として余裕がある様である。虚子は畢竟余裕のある人かも知れない。
明治四十年十一月