Classici giapponesi con furigana
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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
Leggi 魯山人書論 (かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 84.639 caratteri · 175 schermate
銀座の夜店にいくつでも売っている、あの紫檀の机。あれは君が好きなのかい。あの頼まれたって置き兼ねる付色した炭取り、あの形あの竹の卑しい色、あんな不愉快なものを見てなんとも感じないのか、それでもかつて文展時代に絵画の批評をしたというのではないか、それでもお前は工芸の美は解らないが絵画の美は解るのだとでもいうのか、それとも美の標準がお前とは違うんだと言を左右にするのか、それとも「○がないからだよ」といって、いいわけになるつもりでいいわけする気か、それとも己れの直覚が鈍感かなあと反省する気になるか、一体どうなんだと、詰め寄ってみたい気になるくらい、彼等文士の所有品物に一驚せざるを得なかったのである。真に意外の感を深くしたのであった。
そういうわけで、持ち物はいずれの文士も碌な物を座右に備えないが、それでも芥川氏が織部角鉢の二百年くらい経ったかと思われる優秀品を持っていたのは、場内紅一点として光っていた。一葉女史の机は見苦しくない程度の良さを持っていて、やはり、女史の面目が窺われるのが嬉しい。小山内氏のパイプは別の意味において見る点がないではない。一番愚にもつかぬ物を持っているのは大町氏だ。