Classici giapponesi con furigana
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
Leggi 鴎外の思い出 (おうがいのおもいで) di 小金井 喜美子 (こがねいきみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.675 caratteri · 254 schermate
とありますが、もうその頃は千住にお住いではなかったでしょう。終りの御様子は存じません。その頃私は毎日遠路を学校通いで、学校以外のことは何も知りませんかった。
学校入学前に貰った、別の人の次のような手紙があります。
弥御機嫌よく、御悦申上候。相かはらず来月十九日納会相催し候まゝ、何とぞ/\御ばゝ様御同道にて御出願ひ上候。遠方故御出なくば、御詠にてもいたゞき度、此段申上候。過る比福羽君に一寸御目にかゝり、御咄きゝ候間、ちと/\三八在宿に候まゝ、御とまりがけにても御出待上候。万々拝顔のうへ申入候。めでたくかしく。
きみ子君に三艸子
これは松の門三艸子といって、大野定子と並んで歌よみといわれていた人でした。人あたりのよい方で、福羽氏ともお知合だったと見えます。色白の顔にお化粧をなすって、口紅の赤いのが目に附きました。当時子供だった私には、あまり見かけない御様子なのでした。濃い黒髪がつやつやしていたことを覚えていますが、髪形はどんなでしたか、記憶にありません。人の噂では芸者だったともいいますが、どうでしょうか。歌会などへいつも一緒に行って下さる祖母も、「あんな御様子の方ではねえ」