Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おうがいのおもいで

鴎外の思い出

小金井 喜美子

Leggi 鴎外の思い出 (おうがいのおもいで) di 小金井 喜美子 (こがねいきみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.675 caratteri · 254 schermate

Aozora Bunko

つなげる舟に月のぼりきぬ

○印の歌さし出し可申候。

なお余白に、

拝啓このほどは御病人ありて御取込のよし、千万御察申上候。

森様へも一寸御尋ね申上度候得共、おのれも風邪等にて御不音申訳なく候。

すべて朱で書いてあります。宛名も宿所も皆朱なのです。

こんなにして常磐会へ出して下すっても、拙いのですから入選しません。曙町の住いの向いに箕作元八氏が住んでいられ、その夫人光子さんも小出氏のお弟子で、この方はよく入選なさるのでした。

曙町の家は旧土井邸の跡で、杉の大木が二本あって、それが白山の上からも見えていました。昔将軍が狩に出て、野立せられた時、食後に箸を二本立てられたのが成長したのだなどといわれます。夜は梟の塒です。小出氏が、どんな処か、といわれた時にその話をしましたら、天狗の寄合に好い場所ですね、といわれました。光子さんにその話をしましたら、また先生の例の癖、と笑われました。小出氏の亡くなられた時の兄の追悼の句があります。

おもしろいおやぢと春のつれて行く

福羽氏の手紙

近頃あちこち移転するために、手廻りのものを片附けました時、古い手紙の束を見出しました。