후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あほうどりのなくひ
あほう鳥の鳴く日
小川 未明
小川 未明의 あほう鳥の鳴く日(あほうどりのなくひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,725자 · 16화면
それから、正直な「鳥の老人」として、この町の付近には評判されました。この人の、鳥の焼き画や象眼は、急に、名人の技術だとうわさされるにいたりました。
暗い、夜のことであります。この年とった男は、ランプの下で仕事をしていますと、急にじっとしていたあほう鳥が羽ばたきをして、奇妙な声をたてて、室の中をかけまわりました。いままでこんなことはなかったのです。
「おまえは、気でも狂ったのではないか!」と、男は、鳥に向かっていいました。けれど、鳥は、なかなかおちつくようすはありませんでした。
「先生に、きてみてもらおう。」と、男は、もうこのごろでは、親しくなった、隣の先生を呼んだのでありました。
「鳥は、ものに感じやすいというから、今夜、変わったことがあるのかもしれない。あるいは地震でもな……気をつけましょう。」と、先生は、しきりに騒ぐ鳥を見ながらいいました。
はたして、その夜、この町に大火が起こりました。そして、ほとんど、町の大半は全滅して、また負傷した人がたくさんありました。
この騒ぎに、あほう鳥の行方が、わからなくなりました。男はどんなにか、そのことを悲しんだでしょう。