일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いしがおごる

いしが奢る

山本 周五郎

山本 周五郎의 いしが奢る(いしがおごる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,304자 · 45화면

아오조라 문고

保馬は承知した。いしは保馬を自分の部屋へ案内した。それは母屋と棟のべつになった、隠居所ふうの建物であった。海は見えないが、東と南があいていた。庭は松林で裏山へ続き、筧で引いた山水が、縁先のつくばいにしずかな音を立てて落ちていた。――望湖庵の者はおかねの先達で、内海の対岸にある籠神社へ、一夜お籠りにでかけたのだという、いしのほかには下男の老人と、下働きのお梅が残っているだけであった。

六帖の部屋の、障子はあけたまま、支度のできた膳を前にして、二人は坐った。

「なんだか改ったようで、へんですわね」

「自分でこうしたんじゃないか」

「それはそうだけれど」いしは恥ずかしそうに銚子を持った、「あんまりごらんにならないで」

いしの云うとおり、なんとなく改った感じで、すぐには話がはずまなかった。会わなかったあいだの消息、花の礼など、ぎこちないやりとりが暫く続いた。

「返したい物があるってなんだ」

銚子が代ったとき保馬が訊いた。

「もう少し酔ってから」といしは眼で笑った、「それでないと出せない物ですわ」

保馬に酌をしながら、いしは自分でもしきりに飲んだ。なにかはずみをつけるように、要もないことを云ってはいさましく飲んだ。