후리가나로 읽는 일본 고전
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
佐々木 邦의 いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,226자 · 128화면
丁度お島が探していた所で、乃公は直ぐに床の中へ追込められた。そしてお花姉さんは最早余程行ったろう、彼の馬は良いようだったなどと考えながら寝た。
ところが今朝起きて朝飯を喰べに下りて行くと、お花姉さんが澄まして常例の席に坐っていたのには喫驚した。すると逃げたのは夢かしらと思って、衣嚢を探って見たら、昨夜取った手紙が手に触った。
此頃は音なしくなったので少しも叱られない、けれども毎日退屈で困る。お父さんも可愛がってくれる。昨日は松旭斎天一という奇術師の手品を見物に連れて行って貰った。
今夜は竹子さんと女学生が二人遊びに来た。歌さんの学校友達だそうだ。乃公は皆に手品の真似をして見せようと思って、台所から玉子を十ばかり持って来た。竹子さんと一緒に来た男が一人ある。洋行帰りのハイカラで、牛乳配達のように綺麗に頭髪を分けている。頭も気に入ったが此男の帽子も気に入った。山高の低い奴で、此頃流行の形だ。手品師も丁度此んな帽子を使ったと覚えている。それで乃公は其帽子を外して其中に卵を入れた。そして客間の隅の方へ小い机を持ち出して、其上に色々と道具を列べた。此れでフロックコートを着ていれば立派な奇術師である。