일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うすゆきしょう

うすゆき抄

久生 十蘭

久生 十蘭의 うすゆき抄(うすゆきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,454자 · 59화면

아오조라 문고

四万の軍勢を擁する今川義元を、わずか三百の手兵で一夜のうちに討ち滅したのも博奕なら、滝川一益が骰子一つで長島の城を獲ちとったのも博奕。戦国時代百年の間は、上は大将から下は荷担ぎの軍夫にいたるまで、運は天にあり、何物も進んで取るべしとばかりに、あらゆる冒険に身を挺するのである。

戦場での乱暴狼藉はいうまでもないが、陣中の博奕もまた濶達なもので、一度に銭を五貫十貫、沙金五両十両と賭ける。敗けると、着ている鎧や太刀まで投げだすので、満足な武具をつけているものは一人もないということになる。それでいけなければ、京の誰それの土蔵を何棟、どこそこの郡を一つというぐあいに賭ける。勝てば土蔵一棟いくら、一郡いくらと計量して受取る。負ければ夜討をかけ、約束した土蔵の中のものを取ってわたす。勝てば勝ったで、一躍、有徳人(分限者)になりあがるし、負ければ負けたで、なんとかしなければという一念から、必死の戦争をして高名手柄のチャンスを掴むのである。大将のほうもよく心得ていて、過分な金穀で忠誠の精神を買付ける。わずかの軍功に目をむくほどの褒美を投げだしてみせる。「将軍記」第十五に、秀吉が加藤清正や福島正則に度はずれの賞を出し、「わづか二百石の禄をうけしに、今、おのおの五千石を給はる。