후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おくみさんとそのしゅうい
お久美さんと其の周囲
宮本 百合子
宮本 百合子의 お久美さんと其の周囲(おくみさんとそのしゅうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,369자 · 149화면
「まあお※(「くさかんむり/惠」、第3水準1-91-24)さん。
と押しつけた様な声で云ったきり動いて来ようともしないでじいっと此方を見て居るお久美さんは一番奥の方にいつもの装をして座って居た。
髪を洗ったと見えて長くばあっと散らしていつもの白いダブダブを着た膝を崩して居るので二つのムクムクした膝頭やそれから上の所が薄い布の中ではっきり盛り上って居て、ゆるい胸の合わせ目から日焼けのした堅い胸がクッキリと出て居る様子は、まだ漸う十五六の小娘の様に無邪気らしくて、とても※(「くさかんむり/惠」、第3水準1-91-24)子より二つも三つも年を重ねた人とは見えなかった。
丸々した指を組み合わせて膝の間に落し、少しかがむ様にした上半身のこだわりのない様子、狭いけれ共、形のまとまった額つきが、髪の生え成りを大変器用にまとめて居る。
半年振りで会うお久美さんの体の中には先にもまして熟れたリンゴの様な薫りが籠って居る様で、※(「くさかんむり/惠」、第3水準1-91-24)子は胸が躍る様な気持になりながら麗々しい髪の一筋一筋から白い三日月の出て居る爪先までまじまじと眺め入っては折々目を見合わせて安らかな微笑みを交して居た。