일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おりつとこらと

お律と子等と

芥川 竜之介

芥川 竜之介의 お律と子等と(おりつとこらと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,195자 · 51화면

아오조라 문고

「そうです。ちょうど十分過ぎ。」

「じゃやっぱり奥の時計が遅れているんだ。それにしちゃ谷村さんは遅すぎるな。――」

洋一はちょいとためらった後、大股に店さきへ出かけて行くと、もう薄日もささなくなった、もの静な往来を眺めまわした。

「来そうもないな。まさか家がわからないんでもなかろうけれど、――じゃ神山さん、僕はちょいとそこいらへ行って見て来らあ。」

彼は肩越しに神山へ、こう言葉をかけながら、店員の誰かが脱ぎ捨てた板草履の上へ飛び下りた。そうしてほとんど走るように、市街自動車や電車が通る大通りの方へ歩いて行った。

大通りは彼の店の前から、半町も行かない所にあった。そこの角にある店蔵が、半分は小さな郵便局に、半分は唐物屋になっている。――その唐物屋の飾り窓には、麦藁帽や籐の杖が奇抜な組合せを見せた間に、もう派手な海水着が人間のように突立っていた。

洋一は唐物屋の前まで来ると、飾り窓を後に佇みながら、大通りを通る人や車に、苛立たしい視線を配り始めた。が、しばらくそうしていても、この問屋ばかり並んだ横町には、人力車一台曲らなかった。たまに自動車が来たと思えば、それは空車の札を出した、泥にまみれているタクシイだった。