후리가나로 읽는 일본 고전
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おりつとこらと
お律と子等と
芥川 竜之介의 お律と子等と(おりつとこらと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,195자 · 51화면
どの病気でも楽じゃないが、この病気は殊に苦しいですから。」
谷村博士はそう云ったぎり、沈んだ眼を畳へやっていたが、ふと思い出したように、胴衣の時計を出して見ると、
「じゃ私はもう御暇します。」と、すぐに背広の腰を擡げた。
慎太郎は父や義兄と一しょに、博士に来診の礼を述べた。が、その間も失望の色が彼自身の顔には歴々と現れている事を意識していた。
「どうか博士もまた二三日中に、もう一度御診察を願いたいもので、――」
戸沢は挨拶をすませてから、こう云ってまた頭を下げた。
「ええ、上る事はいつでも上りますが、――」
これが博士の最後の言葉だった。慎太郎は誰よりずっと後に、暗い梯子を下りながら、しみじみ万事休すと云う心もちを抱かずにはいられなかった。…………
五
戸沢やお絹の夫が帰ってから、和服に着換えた慎太郎は、浅川の叔母や洋一と一しょに、茶の間の長火鉢を囲んでいた。襖の向うからは不相変、お律の唸り声が聞えて来た。彼等三人は電燈の下に、はずまない会話を続けながら、ややもすると云い合せたように、その声へ耳を傾けている彼等自身を見出すのだった。
「いけないねえ。