일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くせ

くせ

吉川 英治

吉川 英治의 くせ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,262자 · 5화면

아오조라 문고

*

良寛の鼻くそでは、逸話がある。

町名主の家へ、かれは或る時、茶の会に招かれた。主は茶のてまえが自慢である。客も各※(二の字点、1-2-22)しかつめらしく並んでいたが、ひとり良寛だけが、ぽかんと、退屈そうだった。

むずむずと、かれの癖が初まった。良寛は、たんねんに拵えた丸薬大の鼻くそを、場所がら飛ばしかねて、右にいる人の袂へ、そっと、こすりつけようとしたが、その人が、袂を引いたので、今度は左側の人の袖へ持って行った。所が、その人が、良寛の癖を心得ているので、オッと、そうはさせないと、袖を交して、御免蒙った。

良寛は、困った顔をしたが、結局、それを元の持主である自分の鼻のあたまにくッつけて、澄まして、お茶を御馳走になっていた。

*

他人の癖は、すぐ見つかる。そして気になる。ところで自分の癖は――と僕自身を検討してみると、癖なんか、無いように考えられる。

だが、そう考えるのが、すでに一癖かも知れない。妻などにいわせたら、さだめし沢山あるだろう。癇癖、失忘癖、沈黙癖、夜更し癖、間食癖、妻君一喝癖、等々々。

そういえば、僕は埃嫌いだ。