일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

このしょとう

この初冬

宮本 百合子

宮本 百合子의 この初冬(このしょとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,558자 · 8화면

아오조라 문고

鏡

父かたの祖母は晩年の僅かをのぞいて、生涯の大半は田舎住居で過ごしたひとであった。よく働いた人であった。何番目かの子供を生んで、まだ余り肥だたないうちに昔の米沢のどういう季節の関係だったのか、菜をどっさりゆで上げなければならないことがあった。大釜にクラクラ湯を煮立てて、洗った菜を入れては上げ、またあとからと入れながら、竈の火をいじっているうちに段々顔が火照って来て、かあっと眼のなかで燃え立つ思いがしたと思うとそのまま気を失った。それが始まりで、祖母は火鉢の火でも炉の火でも、からでおこっている火の色を見ていると気分がわるくなる癖があった。しかめた顔をそむけるようにして、何か掛けろっちゃ、と米沢の言葉で云った。足の裏の気持がわるいと云って、夏でも足袋はいて、草むしりしたりしていた。

少し大きくなってから私は夏休みを此の祖母のところで過ごし、そういう時は、私に髪を結わせるのが祖母の楽しみらしかった。髪と云っても切下げ髪であった。それをよく櫛で揃えてとめるだけだったけれど、祖母の頭には一つ割合大きい疣があって、とかくそれが櫛の歯に当って、大変気持がわるかった。