일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

このなつ

この夏

宮本 百合子

宮本 百合子의 この夏(このなつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,213자 · 13화면

아오조라 문고

私は、あわてふためいて台どころに降り、バケツに水を汲み込み、そとへ駆け出す。水がこぼれるから早くは駆けられない。体の肥って丸い、髪をぐるぐる巻にした私は、ドン・キホーテのところへと憐れに取急ぐサンチョ・パンザのように、瘠せて、脊高く勇ましい彼女に向って駆けつけるのだ――フダーヤは始めから釣れた魚を放すバケツは持ってゆかない。何故なら、彼女は賢くて、いくら波々水を張ったバケツを傍に置いても、水がぬるむばかりで放つ魚は殆ど決して針にかからないことを知っているから。そして、またいつものっそりとしている私を、たまにびっくりさせ、駆け出させたのは衛生上にもよいと知っているから。――四間に三間ばかりの釣堀に、午後彼女の姿を見る――これは何でもない。朝少し早く姿を認めたら、それは、こうだ。シニョーリーナ・ドン・キホーテは、たださえその忍耐のゆえで褒めらるべき釣を、更に道徳的価値ある自己鍛練の方便としているのだ。彼女は、私より少し年上なだけ、少し早く眼を醒ます。私は眠い、眠い。部屋数がないから、彼女は早く起きても自分だけ自由な行動はとれない、そのうちに眠っていた時は何でもなかった朝おそい室内の空気は、醒めて見ると、何と唾棄すべきものだろう。