후리가나로 읽는 일본 고전
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こまどりとさけ
こまどりと酒
小川 未明
小川 未明의 こまどりと酒(こまどりとさけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,462자 · 11화면
おじいさんは眠りながら、吹雪が窓にきてさらさらと当たる音を聞いていたのであります。
明くる朝、おじいさんは、目をさましてから、戸口に出て、柱を見ますと、昨日空の徳利を懸けておいたのに、いつのまにか、その徳利の中には、酒がいっぱい、はいっていました。
「こんなにしてもらっては、気の毒だ。」と、おじいさんは、はじめのうちは思いましたが、いつしか毎日、酒のくるのを待つようになって、仕事は、早く片づけて、後は、火のかたわらでちびりちびりと酒を飲むことを楽しみとしたのであります。
ある日のこと、おじいさんは柱のところにいってみますと、空の徳利が懸かっていました。
「これは、きっと小僧さんが忘れたのだろう。」と思いました。
しかし、その翌日も、その翌日も、そこには、空の徳利がかかっていました。
「ああきっと、永い間酒をくれたのだが、もうくれなくなったのだろう。」と、おじいさんは思いました。
おじいさんは、また、自分から働いて、酒を買わねばならなくなりました。そこで、夜はおそくまで、夜業をすることになりました。
「なんでも、他人の力をあてにしてはならぬ。自分で働いて自分で飲むのがいちばんうまい。