일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さぶ

さぶ

山本 周五郎

山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면

아오조라 문고

とおのぶは云った、「――それでなくっても栄さんのことで、小舟町では神経を尖らしてたでしょうもの、そんなためしのないさぶちゃんが、五日めごとにそっとでかけるのを、気づかずにいる道理がないじゃありませんか」

栄二は口をつぐみ、腕組みをして眼をつむった。そうだ、寄場にいるおれをたずねたため、さぶは暇を出されたのだ。疑われないように用心したことだろうが、さぶにはそれほど巧みなことはできない。おれのところへ差入れに来る、ということがわかったら、芳古堂でそのままにしておけないのは当然だろう。親方の芳兵衛にとっては、なにより「芳古堂」の名が大切なのだ。栄二は歯を噛みしめた。それで顎の肉の動くのが見えた。

「あたしがなぜこんなことを云いに来たか、栄さんにわかって」とおのぶが云った、「――ねえ、栄さんは自分のされたことがゆるせなくって、ここから出たら思う存分に仕返しをする、っていうつもりらしいわね」

栄二はなにも云わなかった。

「その気持はよくわかるけれど、それはあんまり自分本位すぎやしないかしら、ねえ、うまく仕返しができればいいわ、でも相手だってそれをぼんやり待ってやしないでしょ、向うには金も力もあるのよ、現に無実の罪であんたがここへ送り込まれたじゃないの、もちろん、それだって人間の一心ほど強いものはないというから、仕返し