일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さぶ

さぶ

山本 周五郎

山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면

아오조라 문고

栄二は聞えないふりをしていた。

「栄さん、って云ってもいいかい」さぶが帰ったあと、与平が側へ来て話しかけた、「――岡安さんから口止めをされてたんでね」

「どう呼んだっていいさ、名まえなんか符牒みてえなもんだからな」

「おまえさんの気に障るかもしれないが」と与平はいつになく強気な調子で云った、「さぶという人にもう少し、やさしくしてやるわけにはいかないかね」

栄二は与平の顔をみつめた、「やさしくって、どういうふうに」

「それは自分でわかるだろう、あの人は暇を欠いて、あのとおりしげしげとみまいに来てくれる、どんなかかわりの人か知らないが、ちっとやそっとの気持でできることじゃあないよ、栄さんは頭がいいから、私の云うことなんぞ可笑しくもないだろうが、どんなに賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできないんだからね」

そして与平は向うへいった。

十一の四

与平の言葉の終りの一句が、栄二の頭に強くひっかかった。ばかを云え、賢くあろうがなかろうが、鏡を使えば自分の背中ぐらい誰にだって見えるぜ。そう心の中でやり返したけれども、与平がそんな意味で云ったのでないことはわかっているし、仮に同じ意味だとしても「鏡」