일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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それから

それから

夏目 漱石

夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면

아오조라 문고

門野は灯火を点けたと見えた。

代助は夜の中に猶凝としていた。凝としていながら、胸がわくわくした。握っている肱掛に、手から膏が出た。代助は又手を鳴らして門野を呼び出した。門野のぼんやりした白地が又廊下のはずれに現われた。

「まだ暗闇ですな。洋燈を点けますか」と聞いた。代助は洋燈を断って、もう一度、三千代の病気を尋ねた。看護婦の有無やら、平岡の様子やら、新聞社を休んだのは、細君の病気の為だか、どうだか、と云う点に至るまで、考えられるだけ問い尽した。けれども門野の答は必竟前と同じ事を繰り返すのみであった。でなければ、好加減な当ずっぽうに過ぎなかった。それでも、代助には一人で黙っているよりも堪え易かった。

寐る前に門野が夜中投函から手紙を一本出して来た。代助は暗い中でそれを受取ったまま、別に見ようともしなかった。門野は、

「御宅からの様です、灯火を持って来ましょうか」と促がす如くに注意した。

代助は始めて洋燈を書斎に入れさして、その下で、状袋の封を切った。手紙は梅子から自分に宛てた可なり長いものであった。――

「この間から奥さんの事で貴方もさぞ御迷惑なすったろう。