일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あわもりものがたり

『たぬき汁』以後

佐藤 垢石

佐藤 垢石의 『たぬき汁』以後(あわもりものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,470자 · 244화면

아오조라 문고

であるのに、なぜ都会では野菜が不足しているのであろう。

そのために、いずれの家庭でも主婦が苦心惨憺しているのである。肉類や魚類が、殆ど皆無に近い状態のところへ持ってきて、なお日ごと欠くことのできない野菜が不足であるならば、人間は精神的にまいってしまう。

健康にもよろしくないのは誰が考えても分かっている。はち切れるような健康を持てない。

農村には野菜が山ほどあるのに、なぜ都会では、これを充分に食べることができないのか。この説明は、簡単だ。

試みに、私の手もとにある昭和十九年十二月二十日現在の、群馬県青果出荷統制組合発表、青果物関係公定価格表を、一覧してみよう。なるほど、青物は安いものじゃ。

主なるものを、抽出してみる。いずれも一貫目当たりで、出盛り期の農家が青物組合の買上値段である。

胡瓜が六十四銭、南瓜が四十五銭、茄子が五十六銭、トマトが六十二銭、大根が十九銭、里芋が五十八銭、葱が五十二銭、結球白菜は四十一銭、ほうれんそう五十銭、莢碗豆八十八銭、きゃべつは四十一銭。

右の公定値段で、青果組合は百姓の手から持って行くのである。

次に、女や子供の最も歓迎するところの薯類の値段を書いてみよう。