일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あわもりものがたり

『たぬき汁』以後

佐藤 垢石

佐藤 垢石의 『たぬき汁』以後(あわもりものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,470자 · 244화면

아오조라 문고

上州でも、榛名山麓に最も多い。

近年でも、その地方の人々は、時たまたぬき汁に舌鼓をうっている。

一昨年十月のことである。戦争が、次第にはげしくなって、東京では学童を地方へ疎開させねばならぬことになった。

榛名南麓の箕輪町でも、疎開学童を受け入れることになったので、校舎の修築、炊事場の新設、井戸を新しく掘るなど、いろいろ準備に忙しい。

榛名山の南麓は近年、相馬ヶ原の演習場や予備士官学校などができて、あたりに硝煙の臭いが強く、殊に養蚕の発達から箕輪町付近の山林は開墾されて、一望遮るもののない桑畑となったけれど、その辺は有名な真影流の開祖、塚原卜伝の師、つまり剣道の神さまと称される上泉伊勢守が城代として住まった箕輪城の趾であったから、私の少年のころまでは狐、狸、※(「豸+權のつくり」、第4水準2-89-10)、雉子、山鳥などというのは、動物園か養鶏場などにも棲んでいた。

ところで、箕輪町では箕輪城趾の近くへ、受け入れ学童の合宿場を建て、井戸掘人夫を入れて盛んに工事を進めて行った。この地方は、土壌が深い傾斜であるから、なかなか水が沸いてこない。

第一日は、一丈ばかり探ったところで日が暮れたから、人夫らは工事を中止したのである。