후리가나로 읽는 일본 고전
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면
「はい。ホテルの山丸がいたします」
家へ帰って、ご昼食をして、広縁のロッキングで本を読んでいると、オゥジエさんからギャラが届いた。スカートにいく段となくピラピラの襞飾のついた、裾のつぼんだ非常にまじめな服だった。ふきだしたくなるほどマジメな服なんだ。一九〇〇年のパリ万国博覧会の絵葉書……ごてごてに造花をつけた大きなボンネットをかぶって、柄の長いちっちゃなパラソルをさし、エッフェル塔の下をそそと散歩している仏国婦人……ざっと五十年前のあのフォルムなんだ。
「いい服だわ。十二月二十日にオペラ座でやる〈仕立屋の舞踏会〉の仮装にもってこいというところですね」
ママがぼんやりした声でいった。
「そうなら、どんなにいいか。その赤はほんとうにあなたに似合わないわね。いやだこと」
「いいんだよ、なんだって。どうせベティさんなんだから」
ママがなだめるようにいった。
「そんなに怒ることないわ。いまいったのはべつなことなのよ」
六時の演芸放送が〈ペアレとメリザント〉の抜萃曲のレコードをやっている。裏の芝生へ籐椅子をもちだして風に吹かれながら聞いていると、アリアがちょんぎれて、前ぶれもなくだしぬけにH宮の放送になった。