후리가나로 읽는 일본 고전
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면
今日から降伏調印の朝まではギリギリの純粋な日本だから、どうしたって国旗をあげる必要があるとあのひとたちは考えた。日の丸の旗は軍部の旗で、国民の旗ではなかった。敗戦で軍部がなくなり、あの方と国民だけの日本になった。間もなく日本の主権はなくなるが、せめてそのギリギリの瞬間まで、出来るだけ高いところでそれをヒラヒラさせたいと熱烈にそう思ったんだ。これ以上、高い象徴の扱いはない。でもあたしはいわずにおいた。
食事が終るころ、お君が電話をいいにきた。
「二階堂の山勢さまから」
「千賀子さん」
「さようでございます」
「山チイなら、だいこんでしょう」
「奥さまに、ということでございました」
ママが立って行った。あたしは食べ疲れたので広縁のロッキングへ寝ころびに行った。
「わかりました。賛成よ。ぜひなさい」
ママが電話口でそんなことをいっている。どんなことにでもひと通り意見のあるママが、いきなり賛成してしまうなんて只事じゃない。正午ごろまでヒョコヒョコ庭先を歩いていた※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の顔を思いだしながらうっとりしていると、ママが戻ってきてパパとなにか話しだした。