후리가나로 읽는 일본 고전
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つぼみ
つぼみ
宮本 百合子
宮本 百合子의 つぼみ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,918자 · 44화면
行って見たい――私は田舎の娘の都を思うと同じ調子にこの色も空気も気分もまるで違った銀座の通りをあこがれて居る。
なろう事なら一晩あの通りにうれてもうれないでもどうでもかまわないからあの古道具屋になって座って見たい斯んな事も思って居る。鹿の角の刀かけの上に光って居るカタナと云うものを珍らしげな又こわらしげな様子をしてのぞき込む裾のせまい着物を着た異国の女、すべてが活き活きした若い人達の心にふさわしい様な夜の様子を思うと体の中の方からかるい震えが起って来るほど――銀座の夜は私になつかしい。気のあった若い人とだまって居ながら同じ事を考えながらあの道をスベッて行きたい、心の底に小さい又すてがたい詩の湧いて居る気持で――
唐人まげに濃化粧の町娘にも会うだろうし、すっきりしたなりの女にも会うだろうし――
銀座の夜の町に私が行ったらキッと誰かが私を知って居て待って呉れるんじゃああるまいか――
夜の時、銀座、私は斯う云って豊国の絵の女の頬のまるみを思う。
静けさとうれしさ
夢よりも淡い静けさ、――小雨は音もなく降って居る。黒土は娘の肌の様に。枝もたわわに熟れた梨の実はあの甘い汁の皮の外にしみ出したように輝いて居る。