일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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つゆのあとさき

つゆのあとさき

永井 荷風

永井 荷風의 つゆのあとさき을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,725자 · 148화면

아오조라 문고

誰が目にも新進の芸術家らしく、また宛然活動写真中に現れて来る人物らしくも見える。その父は漢学者だとかいう事であるが、清岡は仙台あたりの地方大学に在学中も学業の成績は極めて不出来で、卒業の後文学者の仲間入はしたものの、つい三、四年ほど前までは、更に月旦に登るような著述もなかった。然に、何から思いついたのやら、ふと曲亭馬琴の小説『夢想兵衛胡蝶物語』を種本にして、原作の紙鳶を飛行機に改め、「彼はどこへでも飛んで行く。」という題をつけ、全篇の趣向をそのまま現代の世相に当てはめた通俗小説を執筆して、或新聞に連載した。これが偶然大当りにあたって、新派俳優の芝居や活動写真にも仕組まれ、爾来名声は藉然として、一作ごとに高くなり、今日では大抵の雑誌や新聞に清岡進の名を見ないものはないような勢になった。

「これも先生の御本。」と春代は遠慮なくテーブルの上の一冊を取り上げ口絵を見ながら、「これはまだ活動にはならないんでしょう。」

清岡はわざとうるさいような顔をして、「春さん。ちょっと電話を掛けてくれ。『丸円新聞』の編輯局に村岡がいるはずだから。京橋の丸丸番だよ。呼出してすぐにここへ来いッて。