후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
なまずとあざみのはなし
なまずとあざみの話
小川 未明
小川 未明의 なまずとあざみの話(なまずとあざみのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 3,008자 · 6화면
そして、黒いあざみの花を見つけてびっくりしました。
「これは、たいした発見だ。この花に、おれの名まえでもつけてやろう。」と、喜んで、根もとから、あざみの花を切ってしまった。
学者は、その花を帽子にさしました。もっとこのあたりをたずねたら、新しい、不思議な植物が発見されないものでもないと、目をさらにして歩いていました。
「なにか、新しい発見をして、博士になろう。」と、学者の目は希望に燃えていました。
ちょうどその後へ、昨日のちょうが飛んできて、
「あの気の毒な、病気のあざみはどうなったろう。」と、みまったのでした。すると、むざんにも、だれにか、ちぎられてしまっていたので、ちょうは、あわれな花の運命に同情せずにはいられなかったのです。
学者は、都へ帰るため汽車に乗っていました。あざみの花を散らさないようにと、帽子にさしていたが、窓によりかかっているうちに居眠りをしました。花は、もうまったくしおれかかっていたので、風の吹くたびに、汽車の窓から、過ぎる村々へ、散って飛んでゆきました。
原因不明の軽い熱病が、村々へ流行したのは、その後のことです。しかし、日がたつと、いつしかその病気も、あとかたなく消えてしまいました。