후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとりすもう
ひとりすまう
織田 作之助
織田 作之助의 ひとりすまう(ひとりすもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,706자 · 40화면
それを見るとぼくは益※(二の字点、1-2-22)良い気になり、自分でも嫌気がさす位ペダンチックになるので、轡川は煙にまかれた形でみじめに見えた。
夕飯の時、ぼくらは部屋を仕切っている襖をあけて、お互いの部屋から話しながら食事をしたが、その時、轡川は突然ぼくに、石油をのめと言い出した。何の事かと思っていると、彼は、石油が肺病に効くという話をいろいろな例をひっぱり出してくどくどと喋り出した。すると、明日子は石油が結核に効くなどとは医学的に説明されていない以上、迷信に過ぎないと轡川に反撥したので、ぼくは明日子が医者の妻であったことを思い出して、仲々面白いと見ていると、轡川は女中に婦人雑誌を持って来さし、「石油で結核を癒した実話」の載っている頁をぼくらに見せた。しかし、ぼくは石油はのむ気がしない、と言うと、轡川は残念そうに、じゃあなたもこの人と同じ意見ですね、のめばなおるのに、と明日子を指さした。そういう彼を見ていると、まるでぼくと明日子が協同して彼をみじめな立場に陥入れている様な気がし、明日子の明らかに彼を嫌っていると見える態度や、絶交の話のために彼女が白浜へ来ているといったことなどを思い合わせて、何か轡川が気の毒な気がしたけれど、結局轡川が明日子を辱しめたという事実から来るぼくの反感がそういう気持を殺してしまう