일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふもれすく

ふもれすく

辻 潤

辻 潤의 ふもれすく을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,833자 · 37화면

아오조라 문고

僕はひたすら自分のことにのみ没頭していた。僕が一管の尺八を携えて流浪の旅に出たなどと噂されたのもその時分の事だった。

さて、十日の野天生活は僕に改めていい教訓を与えてくれた。超人哲学詩人はかつて「お前の運命を愛せ」といったが、僕もそれに似通った深い感じをさせられながら夜警というものに出たりなどした。

友達のこともかなり心配になったが、K女のお腹のふくれていることはさらに厄介な種であった。僕は彼女に時々フクレタリヤと呼んでいた。フクレタリヤに野天生活をさせることは衛生にとってあまり好ましいことではないが、入るべき家がなければ致仕方がない。

彼女を一時彼女の里へ預けることにきめ、老母と子供とをK町からあまり遠くないB町の妹のところへ預けて僕らは出発したのであった。

途中の話は略すが、名古屋で彼女を汽車へ乗せて僕は一人だけ残り、それから二、三日して大阪へ下車し、そこで取りあえず金策にとりかかって一週間程くらした。

夕方道頓堀を歩いている時に、僕は初めてアノ号外を見た。地震とは全然異なった強いショックが僕の脳裡をかすめて走った。それから僕は何気ない顔つきをして俗謡のある一節を口ずさみながら朦朧とした意識に包まれて夕闇の中を歩き続けていた。